新潟駅
新潟駅(にいがたえき)は、新潟県新潟市中央区花園一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
直営駅で、周辺駅を管理する地区管理駅を兼ねる。みどりの窓口は万代口、西口、東口の3か所にある。指定席券売機は万代口および、東口に設置されている。ただし、CoCoLo万代地下改札口、万代口お客様相談室、新幹線東口インフォメーションコーナーはジェイアール新潟ビジネスに業務が委託されている。
全ての改札口にSuica対応の自動改札機が設置されている。在来線改札では全通路でSuica(相互利用可能なカード含む)が使用できる。新幹線改札ではモバイルSuica特急券と長岡 - 新潟間のSuica定期券が利用できる。
在来線ホームは万代口駅舎と南口駅舎の間の地上部にあり、単式ホーム2面2線、島式ホーム2面4線を持つ。島式ホームのうち8・9番線は頭端式構造で、既設の1番線東側を切欠いて設置されたものである。各ホームは南口への連絡通路を兼ねる2本の跨線橋と1本の連絡地下道で連絡している。普通列車に関してはホームを効率的に運用するため、方面別の振り分けは特に決まっていない(ただし現駅舎開業時の1958年頃や、上越新幹線開業時の1980年代半ばにはホームを方面別に振り分けていた時期がある)。発車標は跨線橋の各階段付近や連絡通路上には設置されているものの、各ホーム上には設置されていない。また県庁所在地のターミナル駅ではあるが駅自動放送は導入されておらず、入線から発車まで全て駅員による肉声の放送となっている。加えて発車合図についても発車メロディではなく、発車ベル(電子ベル)を使用している(ワンマン列車は車載スピーカーの電子ベルを使用)。
新幹線ホームは南口駅舎の高架部3階にあり、島式ホーム2面4線を持つ。上越新幹線は1982年の開業時点で全駅のホームが16両編成の列車に対応しているが、2012年春までは越後湯沢以北へ乗り入れる列車は最大12両編成となっていたため、当駅では新潟新幹線車両センター方の4両分のスペースを閉鎖して客扱いを行っていた。しかし同年3月17日の ダイヤ改正からは東京 - 新潟間で16両編成の列車が運行されるようになったため、これに合わせて駅設備の対応工事が行われた。11・12番線は主に日中の列車が発着する。また、 早朝・夜間は発着とも13・14番線のみが使用される。上越新幹線の終点で全列車停車を前提としているため熊谷駅以北の駅で唯一、通過本線を持たない。13・14番線に乗車案内表示機が設置されている。
バリアフリー対策として、在来線8・9番線を除く全てのホームにエレベーターが、在来線2・3番線と新幹線ホームにエスカレータが設置されている。
駅弁が販売されている。売店での販売で、在来線ホーム・新幹線ホームとも通常は立売りを行わない。
概要
新潟県の県庁所在地で政令指定都市でもある新潟市の中心駅である。上越新幹線の終点であり、本州日本海側の鉄道網、また鉄道以外の公共交通機関も含めた新潟都市圏のターミナルの一つである。 現在、駅舎周辺では在来線の連続立体交差化と、それに伴う周辺整備事業が進められている(詳細は後述)。乗り入れ路線
当駅を終着駅としている上越新幹線と、以下の在来線各線とが接続する。各線はすべて当駅を起点または終点としている。3方向以上の路線を持つ駅で、このような駅は当駅のほか、旭川駅、盛岡駅、高崎駅、東京駅のみである。(新幹線の起点、終点を考慮すると当駅と旭川駅、東京駅のみとなる)- 信越本線 -- 在来線における当駅の所属線であり[1]、当駅を終着駅としている。また、新津駅から磐越西線に直通する列車も乗り入れている。
- 白新線 -- 当駅を起点としている。終点の新発田駅からさらに羽越本線へ直通する列車もある。
- 越後線 -- 当駅を終着駅としている。
専用線他
1982年(昭和57年)頃まで、日本軽金属新潟工場、東洋瓦斯化学工業の鉄道輸送のために専用線が存在した。 この専用線は越後線の新潟 - 白山間に並走する形で敷設され、信濃川橋梁の東詰側(右岸、新潟方)手前付近から分岐し、信濃川に沿って日本軽金属新潟工場の敷地を通り、現在の平成大橋付近まで敷設されており、東洋瓦斯化学工業、次いで日軽新潟工場が1980年(昭和55年)までに操業を停止したため廃止された。[2] また、1960年代中頃(昭和30年代後半)には上記専用線の下所島(現:新潟市中央区下所島)付近から新潟市青果市場(現:株式会社新潟まる果青果市場)[3]構内へと分岐する引き込み線が建設され、1964年(昭和39年)末より[4]青果市場への鉄道輸送用として使用されたが、専用線の廃止に伴ってこの引き込み線の運用も停止され、線路も撤去された。 日本軽金属工場跡地には新潟県庁舎が新築移転することになり、線路跡は周辺整備の一環で新潟市が道路として整備を進め、関屋分水路と信濃川の分岐部 までは新潟市道信濃川右岸線として整備され、それより先は「美咲こもれびのみち」として遊歩道として整備されている。越後線との分岐部の築堤は線路の撤去 後も残っていたが、周辺の再開発に伴って順次整地され、前述の右岸線のほか、新潟市道上所新和線(東港線)、市の都市公園「上所島公園」、県の交流拠点施設「新潟ユニゾンプラザ」など道路や公共施設の建設用地として整備が進捗し、さらに後述の連続立体交差化事業に伴い新上所島・上所島の両跨線橋も複線化のため大規模な改修が行われており、往時の遺構は現存しない。 その他、越後線の白山方約1kmの留置線の終端には小型の電動式転車台(ターンテーブル)が設置されており、使用されなくなった後も長年残存していたが、2010年(平成22年)、連続立体交差化事業に伴う留置線の高架化工事のために解体撤去され、現存していない。駅構造
万代口改札口。2004年11月27日、自動改札機の運用を開始した
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