2013年9月9日

湘南新宿ライン

Filed under: 路線,関東 — 駅の飼い猫 @ 11:01 PM
湘南新宿ライン(しょうなんしんじゅくライン)は、東京都新宿区新宿駅を経由し、東北本線宇都宮線)と横須賀線、および東海道本線高崎線を相互直通運転する東日本旅客鉄道(JR東日本)の中距離電車系統路線名である。 本項では、正式な路線名を記す必要がある場合を除き、東北本線宇都宮駅方面を指す場合は愛称の「宇都宮線」を、東海道本線小田原駅方面を指す場合は旅客案内上の呼称である「東海道線」を用いる。

概要

湘南新宿ラインは、主に東京駅上野駅をターミナルとして放射状に運転していた首都圏の中距離電車を、池袋駅新宿駅渋谷駅の各副都心エリアを経由して相互に直通運転させる運転系統として、2001年平成13年)12月1日ダイヤ改正から運行開始した。当初、「湘南新宿ライン」は普通列車(快速を含む)の運転系統の名称として使用が開始され、同じ区間を走行する特急列車通勤ライナーおよび臨時列車などに「湘南新宿ライン」の呼称はあまり用いられなかった。近年ではこれらが湘南新宿ラインの走行区間(大宮駅 - 新宿駅 - 大船駅間)を経由する意味で主に音声案内に用いられることがある。 運行開始当初の本数は、日中のみ25往復の設定となっていた。その内訳は、宇都宮線高崎線からの直通列車は18往復で、ほかは新宿と東海道線横須賀線方 面を結ぶ列車が存在する程度で、東京駅および上野駅発着列車に対する補助的な役割に過ぎなかった。だが、もともとこれらの末梢路線と東京副都心間には大き な需要があったことからその後の増発が期待されていた。当初、池袋駅構内の配線の関係で大幅増発ができない状態であったが、開業前から計画されていた改良 工事が完成した2004年(平成16年)10月16日のダイヤ改正では、湘南新宿ラインの全列車が南北直通運転となり、運転本数も運行開始当初と比べて2.4倍増の64往復となった。それ以降もダイヤ改正ごとに増発が行われ、現在はそれ以上の本数で運転されている。 運行経路については、大宮駅 - 新宿駅 - 大船駅間では
  1. 東北本線(大宮駅 - 田端信号場駅間):貨物線を走行
  2. 山手線(田端信号場駅 - 大崎駅間):山手貨物線を走行
  3. 東海道本線(大崎駅 - 大船駅間):品鶴線、横須賀線専用線を走行(東海道線 - 高崎線系統は戸塚駅 - 大船駅間で東海道線列車線を走行)
を経由する(「経由路線」の節も参照)。 JTB時刻表やJR時刻表などでは、東海道線 - 高崎線系統は3.の区間(大崎駅 - 大船駅間)で快速運転するため全区間で「快速」「特別快速」と表記されるが、一方の宇都宮線 - 横須賀線系統は1. - 3.の全区間で各駅に停車するため「普通」と表記され、うち宇都宮線快速は宇都宮線のページでのみ「快速」と表記される[1][2]。 JR東日本公式ホームページの各駅時刻表では、東海道線 - 高崎線系統は「快速」または「特別快速」と表記されるほか、宇都宮線 - 横須賀線系統の快速(小山駅 - 大宮駅間快速)も全区間で「快速」と表記される[3]。 また、実際の列車外側の種別等案内表示器や車内案内(音声・文字)、駅構内での案内では、宇都宮線 - 横須賀線系統の小山駅 - 大宮駅間快速の場合、南行列車の大宮駅以北区間では「快速」として、また大宮駅以南区間では「普通」として案内され、同北行列車の大崎駅以南区間では「普 通」として、また大崎駅 - 小山駅間では「快速」として案内される。同様に、東海道線 - 高崎線系統の大崎 - 大船間快速の場合、南行列車の大宮駅 - 戸塚駅間では「快速」として、またそれ以外の区間では「普通」として案内され、同北行列車の大崎駅以南区間では「快速」として、また大崎駅以北区間では 「普通」として案内される。

運賃および料金の計算

運賃および料金は、実際に通らない駅を経由して計算する設定となっている区間がある。赤羽駅 - 池袋駅間の運行上の経路は東北貨物線山手貨物線経由であるが、東北貨物線と山手貨物線の接続駅である田端信号場駅は運賃および料金の計算上田端駅と同一とされているので、運賃および料金の計算には東北本線王子駅) - 田端駅 - 山手線経由を用いる。大崎駅 - 西大井駅間の運行上の経路は大崎支線経由であるが、営業線とみなされていないため、運賃および料金の計算には山手線 - 品川駅 - 品鶴線経由を用いる。 また、前記の原則とは別に、運賃および料金の計算の特例が設けられている区間もある。いわゆる電車大環状線を通過する区間の運賃および料金の計算は最短経路で行い、券面上は経路を指定しないこととなっているため、湘南新宿ラインにおいて赤羽駅 - (大崎駅)品川駅間を通過する場合は、東北本線・東京駅・東海道本線経由で運賃および料金を計算する。湘南新宿ラインは全線(大宮駅 - 大船駅間)東京近郊区間内であり、東京近郊区間内各駅相互発着の場合、実際の乗車にかかわらず最安ルートによる運賃計算ができる[4]。大都市近郊区間にかかわらず、赤羽駅 - 池袋駅間は赤羽線板橋駅)経由で運賃および料金を計算することができる[5]。さらに大都市近郊区間にかかわらず、品川駅以北(田町駅または大崎駅方面) - 鶴見駅以南(新子安駅または国道駅方面)の各駅との相互間(湘南新宿ラインにおいては、大崎駅以北 - 横浜駅以西の各駅との相互間)は大井町駅経由で運賃および料金を計算する[6]。よって、原則(実)と特例(営)の営業キロを 併記すると、赤羽駅 - 池袋駅間は9.5キロ(実)と5.5キロ(営)、赤羽駅 - 大崎駅・品川駅間は22.9キロ(大崎駅までの実)と20.0キロ(品川駅までの営)、大崎駅 - 西大井駅間は2.5キロ(実)と5.6キロ(営)、大崎駅 - 横浜駅間は23.8キロ(実)と24.0キロ(営)となり、この区間を全通した場合の赤羽駅 - 横浜駅間では、46.7キロ(実)と42.0キロ(営)となる。この特例と原則のいずれを用いるかは、必ず特例を用いる場合と、旅客にどちらを選ぶかゆだ ねられている場合がある。しかし、特例を用いた場合のほうが旅客に有利な場合が多い。

上越新幹線

Filed under: 甲信越,路線,関東 — 駅の飼い猫 @ 9:25 PM
上越新幹線(じょうえつしんかんせん)は、大宮駅(列車運行上は東京駅)から新潟駅までを結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の高速鉄道路線およびその列車(新幹線)である。

概要

冬期間の越後湯沢駅。スプリンクラーで融雪され、雪景色の中でも線路上には積雪がない。
全国新幹線鉄道整備法に基づく新幹線鉄道として初めて『全国新幹線鉄道整備法第四条第一項の規定による建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画』(1971年運輸省告示)に盛り込まれた3線のうちの一つである(残り2線は東北新幹線と成田新幹線)。1971年に基本計画の決定・整備計画の決定を経て着工、1982年11月15日に大宮 - 新潟間が開業(当時は国鉄)。のち、東北新幹線の上野 - 大宮、東京 - 上野間の開業に伴い順次運転区間を延長した。 東京 - 大宮間は線籍上は東北新幹線であるが、大宮駅を始終着とする列車はなく、全列車が東京駅(臨時列車の一部は上野駅始終着)まで乗り入れ、新潟行きの列車については東京 - 大宮間においても「上越新幹線」と案内される。同様に、上越新幹線の大宮 - 高崎間に乗り入れている北陸新幹線(長野新幹線)への列車については、東京 - 高崎間においても「長野新幹線」と案内される。 群馬県から新潟県にかけての区間(高崎 - 長岡間)は三国山脈を通過するため、大部分がトンネルである。また、世界有数の豪雪地帯である新潟県内を中心にスプリンクラーによる融雪設備を備えているほか、新潟県内の駅では線路・プラットホーム全体が屋根で覆われているなど、雪害対策が入念に施されている。そのため、雪による運行上の障害は滅多なことでは発生しない。平野部(関東平野、越後平野)では、大部分が高架上を走る。 従来の東海道・山陽新幹線および東北新幹線と違うのは、"本州を横断する新幹線"ということである。本州の太平洋側と日本海側を結ぶ初の新幹線という意味でも注目された。首都圏方面から越後湯沢や長岡での乗り継ぎで上越・富山・高岡・金沢方面が、新潟での乗り継ぎで村上・鶴岡・酒田方面がそれぞれ従前より短時間で首都圏と結ばれた。 「上越」の名称は並行在来線の上越線(高崎駅 - 宮内駅間)から由来するもので、群馬・新潟両県の旧令制国名(上州と越後)に由来する。なお、新潟県にはそれとは別に「上越地方」・「上越市」(上越後の意)が存在するが、上越新幹線のルートとは全く別の地域である(上越を参照)。なお、この上越市については、2014年度の開業を目指して建設中である北陸新幹線の延伸区間が経由する予定となっている。 越後湯沢 - ガーラ湯沢間は、冬期間のみ営業する区間である。新幹線車両しか乗り入れないが、線籍上は上越線の支線で在来線扱いとなっている。 最高速度は全線で240km/hであり、大半の区間が直線主体の線形であるため、最高速度での走行が可能である。ただし、高崎 - 上毛高原間の「中山トンネル」については建設時に異常湧水などに悩まされる難工事となり、結果的に当初計画から大きく迂回するルートに変更せざるを得なくなり、その関係で急曲線が介在する線形となったため、同トンネル付近では160km/hの速度制限を受ける。 なお、長岡 - 新潟間は基本計画路線に入っている羽越新幹線との共用区間であるが、基本計画決定以降こちらの建設については動きはない。  

路線データ

本線

  • 区間:大宮駅 - 新潟駅間
  • 路線距離(実キロ):269.5km(営業キロは303.6km)
  • 軌間:1435mm
  • 駅数:10(起終点駅含む、このうち上越新幹線単独駅は2駅)
  • 複線区間:全線
  • 電化区間:全線(交流25,000V・50Hz)
  • 保安装置:ATC(DS-ATC)
  • 運転指令所:JR東日本新幹線運行本部 総合指令室
  • 列車運行管理システム:新幹線総合システム(COSMOS)
  • 構造種別延長割合 路盤 1%、橋梁 11%、高架橋 49%、トンネル 39%[1]
  • 最高速度: 240km/h

支線(正式には上越線の一部)

  • 区間:越後湯沢駅 - ガーラ湯沢駅間
  • 路線距離(実キロ・営業キロ):1.8km(両キロとも同じ)
  • 軌間:1435mm
  • 駅数:2(起終点駅含む)
  • 複線区間:全線
  • 電化区間:全線(交流25,000V・50Hz)
  • 保安方式:ATC(DS-ATC)
  • 運転指令所:JR東日本新幹線運行本部 総合指令室
  • 列車運行管理システム:新幹線総合システム(COSMOS)
JR東日本の新幹線では、全体の運行管理業務を本社内の新幹線運行本部が統括する一方、保線管理や駅営業業務等の現業機関については地方支社が新幹線と並行在来線の双方を一体管理する組織体系を取っている[2]。上越新幹線における支社毎の管轄割り当ては以下の通り。
  • 大宮駅構内:大宮支社
  • 熊谷 - 上毛高原:高崎支社
  • 越後湯沢 - 新潟、越後湯沢 - ガーラ湯沢:新潟支社

高崎線

Filed under: 路線,関東 — 駅の飼い猫 @ 9:03 PM
高崎線(たかさきせん)は、埼玉県さいたま市大宮区の大宮駅から群馬県高崎市の高崎駅までを結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(幹線)である。 旅客案内上は、乗り入れ先の東北本線(愛称は宇都宮線)上野駅 - 大宮駅間を含めて「高崎線」と案内される場合がある[1]

概要

高崎線は、大宮駅で東北本線から分岐し、群馬県の高崎までを結ぶ路線で、東京の近郊路線の一つである。国道17号(中山道)とほぼ並行し、一部区間をのぞき同じ市町村を経由している。 路線名には高崎市や高崎駅の「高崎」を冠し、管轄は大宮駅構内をのぞきJR東日本高崎支社であるが、経路上の大部分(大宮駅から神保原駅まで)は埼玉県内であり、高崎線の南部では埼玉県と東京間の地域輸送に機能が偏重している。 全線が旅客営業規則の定める「東京近郊区間」、およびIC乗車カード「Suica」の首都圏エリアに含まれている。旅客案内などに用いられるラインカラーは、首都圏地区の東海道線や宇都宮線と同様、普通列車の車体色の一部であるオレンジ(■)である。 現在、高崎線はほぼ全列車が東北本線(宇都宮線)の大宮駅以南に乗り入れ、うち約7割の列車は同線の列車線の線路を走行して上野駅を始発終着駅とする。また、その他約3割は貨物線を走行して田端駅付近から山手貨物線池袋・新宿・渋谷経由で東海道本線の平塚駅・国府津駅・小田原駅まで乗り入れる。一般的に、前者を高崎線列車、後者を湘南新宿ライン(東海道線直通・高崎線直通)と称している。終点である高崎駅からは、全体の2割程度が上越線へと乗り入れ、さらに上越線の新前橋駅から両毛線、渋川駅から吾妻線(特急のみ)へ直通する列車もある。 高崎線は、日本鉄道が上野 - 熊谷間を開業した当時、日本鉄道では第一区線とされ[2]、政府官報では上野熊谷間汽車とされたが、旅客案内上は仲仙道汽車と案内されることもあった[3]。日本鉄道が国有化された後の1909年(明治42年)10月12日、鉄道院告示第54号国有鉄道線路名称左ノ通定ムにより公式に大宮 - 高崎間を「高崎線」と定め、両毛線や日光線、水戸線等と同じく東北本線を幹線とする「東北線の部」に属する一線として位置付けられた[2][3]。 かつては高崎駅以北へ向かう上越線・信越線の特急・急行列車が高崎線内を多数通過していたが、上越新幹線・長野新幹線開通後は大幅に削減された。現在、昼間の特急列車としては「草津」や「あかぎ」などが運行されている。夜行列車については、2010年春に寝台特急「北陸」および急行「能登」が廃止され、以後は上野から秋田・青森方面へ向かう寝台特急「あけぼの」[4]が残るのみとなっている。この「あけぼの」は、2010年12月の東北新幹線東京 - 新青森間全通により廃止が取り沙汰されたが、JR東日本秋田支社は当面存続させる方針を表明している[5]。 また広く公表されていないが、当路線では中間駅各駅にテーマカラーが設定されている。これは同線の駅の多くがJR型配線であるためその識別であると思われる。テーマカラーはホーム屋根の柱にワンポイントで入り、ベンチもそのテーマカラーと同系色のものが設置されている[6][7]

路線データ

  • 管轄(事業種別):東日本旅客鉄道(第一種鉄道事業者)・日本貨物鉄道(第二種鉄道事業者)
  • 区間(営業キロ):大宮駅 - 高崎駅 74.7km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:19(起終点駅を含む)
    • 高崎線所属駅に限定する場合、大宮駅(東北本線所属[8])が除外され、18駅となる。
  • 複線区間:全線
  • 電化区間:全線(直流1500V)
  • 閉塞方式:(複線)自動閉塞式
  • 保安装置:ATS-P
  • 最高速度(電車または気動車):優等列車120km/h、普通列車110km/h
  • 運転指令所:
    • 大宮駅 - 神保原駅間 東京総合指令室 (ATOS)
    • 神保原駅 - 高崎駅間 高崎総合指令室(運転取扱は新町駅、倉賀野駅、高崎操車場、高崎駅が行い、北藤岡駅の信号設備は新町駅から制御される)
大宮駅を含む川越線との並行区間はJR東日本大宮支社、宮原駅 - 高崎駅間は同社高崎支社の管轄である。支社境界は川越線と分かれた後の大成第六踏切付近(大宮起点3km地点)に設けられている。 ピーク1時間(ラッシュ時)の通過人員と混雑率は、宮原駅→大宮駅間で、2008年度がそれぞれ48,360人・192%[9]、また2010年度は48,350人・191%[10]である。この混雑率は「体が触れ合うが新聞は読める」目安とされる180%と「週刊誌なら何とか読める」目安とされる200%のほぼ中間となっている[11]

只見線

Filed under: 路線 — 駅の飼い猫 @ 1:46 PM
只見線(ただみせん)は、福島県会津若松市の会津若松駅から新潟県魚沼市の小出駅までを結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(地方交通線)。

概要

豪雪地帯を走る路線で、並行する国道252号が福島・新潟県境の六十里越付近の積雪量が多く、冬季(年により異なるが、11月下旬から翌年5月中旬まで)に通行止めとなるため、その間は福島県只見地区・新潟県魚沼地区間の唯一の交通手段となる。このような特殊事情により、経営に困難のある非常な閑散路線でありながら、国鉄再建法による赤字ローカル線廃止の対象除外となっていた。なお冬季の積雪量によっては只見線も運休することが多い。特に新潟県側は降雪が多く、除雪車がたびたび出動する。また駅によっては、積雪量を示す目盛り入りの3メートル棒が線路わきなどにある。
会津塩沢-会津蒲生間の車窓
会津若松から会津坂下までは会津盆地の南方をU字状に大迂回、その先は山間部に入り、屈曲し小ダムの多い只見川沿いの谷間を、上流へと奥深く遡って行く。田子倉湖付近から長大な六十里越トンネルで県境を越え、破間川(あぶるまがわ)沿いに谷を下り、その破間川が魚野川に合流する小出へと至る。沿線の多くは只見川沿いの山村で、会津盆地・新潟県内も含め全線でローカル色の濃い車窓風景が続く。 絶景の秘境路線であり、その風情と車窓から眺める破間川・只見川の渓谷美、それにマッチした新緑や紅葉が美しいことで知られ、行楽シーズンは混雑することもある。2008年10月11日の日本経済新聞によれば、NIKKEI PLUS1 何でもランキング「紅葉の美しい鉄道路線ベストテン」の第1位に選ばれており、過去には、2003年11月29日に「雪景色のきれいなローカル線ベストテン」の第3位に選ばれている。 また、特に中央部は秘境ともいえる地域を縫うように走っており、いくつかの駅は秘境駅と呼ばれる。両端の会津若松駅と小出駅を除き、駅施設にキヨスクなどの売店は無いが、中間駅の会津川口駅構内の「金山町観光情報センター OASIS」では飲食品・土産物類を、只見駅構内の「只見町観光まちづくり協会」では、特産品の土産を中心に扱っており観光情報も提供している。

上越線

Filed under: 路線 — 駅の飼い猫 @ 1:46 PM
上越線(じょうえつせん)は、群馬県高崎市の高崎駅から新潟県長岡市の宮内駅(列車運行上は長岡駅)までを結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(幹線)。 このほか、越後湯沢駅 - ガーラ湯沢駅間の支線を持つ。この支線は上越新幹線の保線基地への引き込み線を利用した営業線で、同新幹線から列車が乗り入れるが、これについては新幹線ではなく在来線の扱いであり、線路名称上も実施計画上も上越線の支線である。  

概要

高崎線の終着駅高崎駅より利根川沿いに群馬県内を北上し、三国山脈を超えて新潟県に入り、中越地方の魚野川・信濃川沿いに六日町盆地などを経て長岡市に至る鉄道路線。終点の宮内駅では信越本線に接続する。後閑駅 - 越後湯沢駅間を除き国道17号とほぼ並走する。 路線名の由来は、上州(現在の群馬県)と越後(現在の新潟県本土)を結ぶことに由来する。なお、新潟県には上越市やそれを含む上越地方があるが、上越の由来が異なり(詳しくは「上越」を参照)、上越線は上越市はおろか上越地方すら通らない。新潟県の上越線沿線は全域が中越地方である。 当線が開通する以前、関東と新潟県を結ぶ鉄道ルートは「高崎線・信越本線ルート」と「東北本線・磐越西線ルート」の二つがあった。しかし、いずれも関東と新潟を直線的に結ぶルートではないうえ、信越本線には碓氷峠の急峻な勾配があり時間的ロスを生じていた。こうした中、上越国境の茂倉岳直下を清水トンネルで越える短絡経路として、上越線が建設された。このうち、水上駅 - 石打駅間は最急勾配20‰で建設され、当初から電化された区間である。 1931年(昭和6年)の開業当初、それまで上野駅 - 新潟駅間は信越本線経由の急行列車で11時間6分を要していたのが、新設された上越線経由の急行列車は7時間10分で結び、一挙に4時間の所要時間短縮が図られた。上越新幹線の開業後は首都圏と新潟との都市間輸送の役割を新幹線に譲り、全線を直通する旅客列車は夜行列車などわずかとなったが、首都圏と新潟・北陸・庄内・秋田方面とを結ぶ貨物列車が通る幹線という側面を持っており、今もなおその重責を担う。また、首都圏と青森・北海道方面とを結ぶルートとしても、奥羽本線の一部と田沢湖線がミニ新幹線化(標準軌化)され、東北本線盛岡駅以北がいわて銀河鉄道線・青い森鉄道線に転換されてからは高崎線・上越線・信越本線・羽越本線・奥羽本線ルートがJRのみを経由する唯一の幹線ルートであり、東北本線不通時の長距離列車・貨物列車の唯一の迂回路としての機能も担っている。 高崎駅 - 水上駅間が旅客営業規則の定める大都市近郊区間の「東京近郊区間」に含まれ、IC乗車カード「Suica」の首都圏エリアとなっている。 ラインカラーは高崎支社管内、新潟支社管内ともに水色(高崎駅の一部で緑色や紺色、新前橋駅では紺色)。ただし2002年ごろまで新潟支社管内ではオレンジ色をラインカラーとして用いていた。 キロポストは高崎線からの数字を受け継いでおり、大宮駅からの距離の表示となっている。

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