2013年9月9日

水上駅

Filed under: 関東, — 駅の飼い猫 @ 8:51 PM
水上駅(みなかみえき)は、群馬県利根郡みなかみ町鹿野沢にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)上越線の駅である。

概要

水上温泉郷を控える温泉地の駅。上越線内の主要駅で、かつては上越国境越え用の機関車(ED16、EF12、EF16等)が配属された水上機関区が置かれ、上越線の優等列車のほとんどが停車していた。客車列車は補機の増解結が行われた。当駅を経由しない上越新幹線の開業後は上野駅からの特急「水上」が当駅を終着駅とするのみとなっている(2011年現在は臨時列車)。かつては、高崎方面と長岡方面を通しで運転する普通列車も存在したが、現在では普通列車は当駅を境に運転系統が分断されており、いずれの方面からも当駅で折り返しとなる。 当駅から長岡・新潟方面へ越県する旅客が少ないため、青春18きっぷの通用期間やスキーシーズンなどの多客期に越後中里駅止まりの列車が延長運転される形で増発されるものの、定期の旅客列車は平日が1日5本、土曜・休日が11時41分の列車が加わって6本のみ(最大で4時間も開く時間帯がある)となる。2012年3月現在、初列車が8時24分と遅く、最終列車も20時36分と早い。そのため、長岡・新潟方面へは旅客列車よりも貨物列車の方が本数が多くなっている。冬季は雪の状況次第では当駅 - 越後中里駅間の普通列車が大幅に遅延、運転中止になることも多い。 現在の管轄は高崎支社だが、国鉄時代は新潟鉄道管理局(現:新潟支社)の管内(境界駅)だった。現在は土合駅まで高崎支社が管轄しているが、運転指令所の面では当駅を担当境界としている。 上越線・高崎支社管内としても東京近郊区間の北端の駅にあたる。

駅構造

単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅。両ホームは南北2本の跨線橋で連絡している。このほか駅南側に留置線があり、一時待機や夜間滞泊に使われている。 以前は1番線と2番線の間に機回し線が有ったが、補機の必要も無くなり、撤去された。 コンクリート2階建ての大きな駅舎をもつ。2001年(平成13年)に入口部分を増築した。 直営駅であり、管理駅として後閑駅 - 土合駅間の各駅を管理している。Suica対応自動改札機が2通路設置されているが、Suicaは当駅を境に高崎方面のみ利用可。長岡方面はSuicaサービスエリア外となっている。駅舎内には指定席券売機・自動券売機・待合室・売店などがある。なお、待合室は夜間は施錠されて閉鎖されている。かつてはみどりの窓口も設置されていたが、2006年に「もしもし券売機Kaeruくん」へ置き換えられる形で廃止され、「もしもし券売機Kaeruくん」も2012年に現在の指定席券売機に置き換えられる形で営業を終了した。 2007年3月、駅構内に、遠赤外線を利用した融雪装置であるルミネーターを設置した。23時 - 6時30分に下り1番線で留置する車両のパンタグラフ不上昇を防止する。これまでは直接人の手でパンタグラフに積もった雪の除雪作業を行っていた。ルミネーターは架線から約90cm上に吊り下げてある。遠赤外線は空気を温めず対象物そのものを温める効果がある。車両(107系、各1両1編成)が留置される23時から5時30分までの間に降雪感知器、凍結温度センサーのいずれかが一定以上の数値を感知した場合に作動する。 当駅の発車メロディは『ふる里「みなかみ」』(なつこ)が使用されている。

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